犬猫の歯周病薬
アンチローブ(Antirobe)25mgについて
この記事は、犬猫用医薬品の「アンチローブ(Antirobe)25mg犬猫用」について詳しくまとめたものです。
服用については獣医師の指導のもと・・・というのはあるべき姿だと多くの飼い主が理解しているでしょう。しかしながら、獣医師や動物病院に疑問を持つことも少なくありません。また、動物病院では忙しそうで詳しい薬の説明が聞けなかった。そもそも説明されなかったなど様々な状況があると思います。また、人の医薬品よりも情報が圧倒的に少ないのが犬猫の医薬品です。通販で購入して飲ませることは飼い主の自己責任ですが、もっと犬猫医薬品の情報が取得できても良いのかなと思っています。
アンチローブ25mg 概要
製品名:アンチローブ(Antirobe)25mg犬猫用
メーカー:ゾエティス(Zoetis)
主要成分:1カプセル中に塩酸クリンダマイシンとして25mg(力価)を含有
アンチローブは、有効成分のクリンダマイシンを含有した犬・猫用の抗生物質です。リンコマイシン系の抗生物質であるクリンダマイシンは、細菌のタンパク質の合成を阻害することで、細菌を殺して感染を治療します。投与2時間後には、唾液および口腔粘膜に高濃度に分布します。
アンチローブは、皮膚感染症や呼吸器感染症、口腔のグラム陽性細菌感染など、特に口腔内感染(歯周病)および嫌気性細菌感染症に効果を発揮する薬です。
注目
ゾエティス社のだすアンチローブ25 は日本国内初の犬の歯周病薬として注目されました。
アンチローブ25mg と同じ効果を示すお薬
アンチローブ はゾエティス社の薬名であり、他の医薬品メーカーではダラシン(ファイザー)、ビルデンタマイシン(ビルバック)と呼ばれています。
アンチローブ25mg の効果がある症状
犬:歯周病、全身性感染症、トキソプラズマ症
猫:感受性菌による感染症(歯周病を含む)、トキソプラズマ症
有効菌種:嫌気性菌・グラム陽性菌に対して有効(ブドウ球菌、ペプトストレプトコッカス、フソバクテリウム、バクテロイデス)
日本国内では主に歯周病の治療に用いられますが、傷や化膿の皮膚感染症、骨髄炎などの細菌が原因で引き起こされる様々な病気に使用されています。
アンチローブ(歯周病) の服用容量
アンチローブ を歯周病治療薬として投与する場合の服用容量。
1日12時間間隔で2回、1回体重1kg当たりクリンダマイシンとして5mg(力価)を5~10日間経口投与する。
犬猫:体重5kg当たりアンチローブ25 1カプセルを12時間ごとに経口投与する。
体重が5kg超すものは、体重が5kg増すごとに1カプセルを増量投与する。
体重5kg 1個
体重5kg~10kg以下 2個
体重10kg~15kg以下 3個
体重15kg~20kg以下 4個
アンチローブ 25、1カプセルあたりクリンダマイシン25mg含有
歯周病治療薬ではなく、全身性感染症、トキソプラズマ症の治療薬として投与する場合には服用量が異なっています。
アンチローブ の服用量(全身性感染症、トキソプラズマ症)
犬▼全身性感染症
1回体重1kg当たりクリンダマイシンとして3~10mgを、1日3回、経口投与する。
▼トキソプラズマ症
1回体重1kg当たりクリンダマイシンとして12.5mgを、1日2回、28日間経口投与する。
猫▼感受性菌による感染症(歯周病を含む)
1回体重1kg当たりクリンダマイシンとして5~10mgを、1日2回、経口投与する。
▼トキソプラズマ症
1回体重1kg当たりクリンダマイシンとして12.5mgを、1日2回、28日間経口投与する。
詳しくは「アンチローブ(Antirobe)25mg犬猫用」を参考にしてください。
アンチローブ25mg の副作用と注意点
・幼犬や妊娠をしている犬に与えないこと
・まれに過敏症反応を起こすことがあるので、観察を十分に行い、症状が現 れた場合は投与を中止し、適切な処置を行うこと。
・本剤の投与により、食欲不振、嘔吐、軟便、下痢及び発疹を認めることがある。
・本剤は、神経筋接合部遮断薬の作用を増強するので、併用を避けること。
・クリンダマイシンとクロラムフェルニコール又はマクロライド系は 50Sリボゾームサブユニットの作用部位において互いに拮抗するので、併用を避けること。
また、動物医薬品の通販サイトではアンチローブ 25を実際に購入した方々からレビューがよせられています。
うさパラ通販の「アンチローブ(Antirobe)25mg犬猫用」に投稿されているアンチローブ 25のレビューを一部拝見してみましょう。
アンチローブ 25mgの口コミ
アンチローブ(Antirobe)25mg犬猫用
ワンコの歯周病にもう何度もリピートしています。 病院で スケーリングと抜歯をしても 歯周病が進行してしまうので アンチローブは 欠かせません。また 無くなりそうになったら 購入します。いつも ありがとうございます。
アンチローブ(Antirobe)25mg犬猫用
ミニチュアダックス12才オス8kgです、歯周病で右の顔が腫れ、朝1錠飲ませました、何回か飲ませて、薬が効いたのか顔の腫れが治りました
アンチローブ(Antirobe)25mg犬猫用
6歳ワンコの歯肉炎で購入しました。今のところ副作用もなく、状態も良くなってきています。病院よりお安く購入できて助かりました
アンチローブ(Antirobe)25mg犬猫用
お試しで病院から処方視してもらって効果があったのですが、薬代が意外に高くて躊躇していました。
こちらは数も多く、その分お値段も安いので購入しやすくてよかったです。
アンチローブ をやはり歯周病治療で使っている方が多いという印象です。ただ、抗生物質ということもあり頻繁な投薬になってしまう場合は、獣医師の診断を仰ぐべきでしょう。